意思決定支援と権利擁護

みなさんこんにちは(^_-)-☆
就労移行支援事業所ルミノーゾ町田サービス管理責任者の飯塚です!

研修に参加してきました。

意思決定支援が今年度から始まるので勉強不足だし、どんなのかな？と思っていたので参加しました。

お恥ずかしい話でガイドラインもしっかり見れていなかったので丁度いい機会だと思って、日中の業務が終わってから、参加しました。

今回は、居宅サービス事業者ネットワーク事務局主催の研修です。

講師は和泉短期大学の鈴木敏彦教授でした。

意思決定とは！

意思決定と言われて何か難しいことかな？ってみなさん思われるかと思いますが、住みたい所に住んで、やりたい仕事をした、友だちや恋人、家族と好きな所に出かけたりどんな方法で行くか、今日のお昼は何食べようと等身近なところで意思決定するものは多くあります。

私たちの生活の日々は意思決定の連続なんですね。

障がいのある方の意思決定は？

障がいのある方にももちろん意思決定がありますよね。しかし支援者と支援される側でしばしばご本人の意思をはっきりと伝えられない場合があります。

この場合支援する側とされる側で対等なものと対等でないものがあるからだと思います。

このブログを読んでいるみなさんは、ご存じだと思いますが、対等なものは人権や命の重さです。これは人間がみな等しく持っているものです。対等でないものは情報力や言葉による表現力などがあります。

意思決定支援について

意思決定支援について登場するのが、障害者基本法と障害者統合支援法だけなんですね。児童や高齢者分野には明記されていないことに驚きました。

しかし意思決定支援のガイドラインも福祉サービスのみでそれ以外の医療などには明記されていないのでこれからの課題かと思われます。また代理・代行決定を含むと明記されていますが、いかに排除できるかが問われてくる。

自己決定を促し、思いを表現するための配慮が不可欠。合理的な配慮が必要。

本人の思い＞職員の思い

リスク管理＝安全配慮義務への組織的取組み

『あきらめ』ではなく『可能性を探る』へ

どうせ無理からどうしたらできるのか？

講師の方がこんな話をしてくださいました。

ある福祉喫茶に通う知的障がいのある利用者の方が

『歌手になるのが夢だ』と！

みなさんならどう答えますか？

どうせ無理だからカラオケでいいだろう。思う方がおおいと思います。

しかし相談を受けた相談員の方は、『どうしたらなれますか？一週間考えてみてくださいと。』

利用者さんは『楽器ができた方がいい。』

相談員は『何の楽器がいいと思いますか？また、一週間考えてみてください。』

利用者さんは『ピアノができたらいいと思う。』

相談員の方が知的障がい者の方にピアノを月に１万円で教えてくれる先生をみつけてくれました。

しかし利用者さんは喫茶での工賃と年金等で月に７万円程度だそうで、とてもレッスンに通うお金がない。どうしましょう？

利用者さんは『一般就労してお金を稼いでレッスン受ける』と言って就職しました。

就職はしましたが、数か月で退職し今はカラオケを楽しみながらカラオケで歌の練習をしながら歌手を目指しています。ここまで２年くらいかかったそうです。

結果カラオケで歌うことになりましたが、そこまでの過程が本人で考えて決めたことでは違うなと思いました。

この勉強会で本人の意思表現して考えてもらうことが大事なんだと改めてかんがえさせられました。

日常の支援の先に『意思決定支援』があると感じました。

そのためにも日々の記録とストレングスの支援が問われる。

ルミノーゾ町田では職員も日々専門的な研修や勉強会に参加している専門職が日々の支援に取り組んでいます。

ルミノーゾ町田興味を持たれた皆さんへ

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今後の予定

9月30日（土）13：00～お月見イベント
10月6日（金）13：00～Harp演奏会
10月9日（月）10：00～ウオーキング
10月14日（土）12：45～ポップコーンシネマ
10月21日（土）13：00～タイピング大会
10月28日（土）13：00～ハロウィンパーティー